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持病があっても保険に入れる?必要な加入条件や保障内容など最新事情を解説

持病があっても保険に入れる?必要な加入条件や保障内容など最新事情を解説

将来の病気やケガのリスクに対して、「医療保険に入りたくても、持病があるから自分には無理なのでは?」と思っていませんか?この記事では、持病があった場合でも申し込める医療保険の加入条件や保険の選び方、保障の内容について解説します。その特徴を正しく理解して、安心できる保険を選びましょう。

2021.05.17 医療保険

持病があっても入りやすい医療保険とその必要性

持病 保険

持病がある人は、自身の健康状態に不安を持っておられることでしょう。また、持病のない人以上に医療保険の必要性を感じる傾向にあります。持病があった場合でも入りやすい医療保険とは、どういった保険のことなのか解説します。

持病があった場合でも申込み可能な医療保険は「引受基準緩和型」と「無選択型」

持病があった場合でも加入できる医療保険には、「引受基準緩和型」と「無選択型」があります。

引受基準緩和型医療保険

加入時に必要な健康状態の告知が通常の医療保険よりも少なく、引受基準が緩和されている医療保険です。通常の医療保険よりも保険料は割高ですが、持病などの既往症を含めた様々なリスクに保障を備えることができます。

無選択型医療保険

健康状態の告知や医師の診断を受けなくても、無条件で加入できる医療保険です。持病があっても告知する必要はありません、保険料は通常の医療保険と比較し高額に設定されています。

持病がある人が医療保険に加入する必要性

「持病」とは、完治までに時間を要する、慢性的な病気のことです。そのため、持病の治療は長期化する傾向にあり、治療費の負担が重くのし掛かります。仮に現時点では病状が落ち着いていたとしても、将来的に悪化したり再発してしまうリスクも秘めています。

持病があることを前提に入れる医療保険であれば、持病以外の病気やケガはもちろん、持病の悪化や再発に対するリスクにも保険を備えることができ、経済的な不安を解消できます。

持病を隠して保険に加入すると給付金が支払われないことも

持病のある人が通常の医療保険を検討する場合、加入を断られてしまったり、特別な条件が付けられてしまったりと、不利な条件となることがあります。そんな理由から、つい持病を隠して保険に加入しようと考えてしまうことがあるでしょう。

しかし、持病を隠したまま保険に加入してしまうと告知義務違反とみなされ、本当に必要なときに給付金が支払われなくなってしまいます。

緩和型医療保険の加入条件

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少ない告知で加入できる緩和型医療保険の加入条件は、通常の医療保険とどう違うのかを見ていきましょう。

緩和型医療保険専用の告知で全て「いいえ」なら加入できる

緩和型医療保険は、健康状態の告知の項目が全て「いいえ」であれば申込みできます。告知の項目は、通常の医療保険で約10個あるのに対し、緩和型医療保険は3個程度と少なくなっています。緩和型医療保険の主な3つの告知項目は、以下の通りです。

緩和型医療保険の主な告知項目
  1. 直近3か月以内に入院・手術・検査をしていないこと。
  2. 過去2年以内に病気やケガで入院していない・または手術を受けていないこと。
  3. 過去5年以内にがんまたは上皮内新生物・肝硬変・統合失調症・認知症・アルコール依存症で、医師の診察・検査・治療・投薬のいずれかを受けていないこと。

告知内容は保険会社によって異なる

告知の数や内容については、申込みする保険会社で異なります。同じ緩和型の医療保険でも、告知の内容によっては申込みできる場合と申込みできない場合があるため、各保険会社の商品パンフレットをよく確認した上で検討しましょう。

がんや精神疾患の場合は厳しい判断になる

緩和型医療保険の告知は限定されているものの、がんや精神疾患などの病気は、完治してから5年以上経過していることが条件です。ただし、これは再発や常習性のリスクを踏まえた保険会社の引受の判断であり、こうした病気は緩和型でも申込みが厳しくなります。

保障内容や期間・支払額の違い

緩和型医療保険の保障内容や保障期間、保険料額について、通常の医療保険との違いを確認していきましょう。

保障内容は通常の医療保険と大きな違いはない

保障内容そのものは、通常の医療保険と大きな違いはありません。主契約となる入院や手術の給付金は、通常の医療保険と同様に支払われ、先進医療特約も付けられます。全額が自己負担となる高額な先進医療の技術料を、保険で安く備えることが可能です。

ただし、緩和型医療保険では一定期間の保障削減期間が設けられ、主契約や先進医療特約の給付額が削減される場合もあります。保険選びの際にはよく確認しましょう。

緩和型医療保険にも特約が付けられる

医療保険は主契約となる入院や手術の保障に加え、様々な特約を付けて内容を充実させることができます。緩和型の医療保険も同様で、自分に合った保障内容にカスタマイズが可能です。

緩和型医療保険にも付加できる特約は、以下のような種類があります。

入院一時金

病気やケガで入院した場合に、入院日数に関わらず一時金が受け取れる特約です。短期の入院でも十分な保障を備えたいという人におすすめです。

通院給付金

入院だけでなく、その後の通院にも備えたいという人におすすめです。あくまでも入院後の通院であることが条件で、入院のない通院は保障されないため注意が必要です。

死亡保険金

亡くなった際に、死亡保険金が受け取れる特約です。最低限の死亡保障だけでも確保しておきたいという人におすすめです。ある程度大きな死亡保障を準備しておきたいという人は、別途死亡保険を備える必要があります。

がん診断一時金、三大疾病一時金

がんや三大疾病の診断を受けた場合に、一時金としてまとまった給付金が受け取れる特約です。保険会社にもよりますが、1年に1回を限度に複数回受け取れるため、再発にも備えられます。

男性・女性にかかわらず保障内容は一律になる

医療保険には女性特有の病気に備える「女性疾病特約」がありますが、緩和型の医療保険にはありません。年齢・性別によって保険料は異なりますが、保障の内容については男性・女性に違いはなく一律です。

保険料の支払額は割高になる

緩和型医療保険は、そのリスクが保険料に反映されます。なぜなら、保険金や給付金を支払う可能性が高いため、保険会社はその保険料を割高に設定しているからです。少しでも保険料を抑えたい人は、複数の保険会社を比較した上で選択することがおすすめです。

緩和型医療保険の選び方

最後に、緩和型医療保険を選択するときのポイントを解説します。通常の医療保険よりも割高となるぶん、付加する特約の内容などを含め、自分に合った保険を検討しましょう。

緩和型医療保険を選ぶ5つのポイント

緩和型の医療保険を選ぶ上で抑えておきたい、5つのポイントは以下の通りです。

1.保険期間・支払期間

保険期間とは、保険会社が給付金の支払いを保障してくれる期間です。10年間や60歳までといった一定期間だけを保障してくれる定期型と、一生涯保障が続く終身型とがあります。定期型は掛け捨てですが、終身型は解約返戻金を、将来に受け取ることも可能です。

また、支払期間とは保険料を支払う期間のことをいいます。60歳や65歳で支払いを終える短期払いや、一生涯支払いが続く終身払いがあります。終身払いの方が月々の保険料を安く抑えることが可能です。

緩和型の医療保険は、保険期間・支払期間ともに終身で設定されている保険がほとんどですが、保険会社によっては期間を定めているものもあります。持病の悪化や再発も考慮した上で、できるだけ長期で、かつ保険料を安く抑えられるものを選択するようにしましょう。

2.給付金の支払削減期間

保険会社は持病がある人でも入りやすくするため、病気やケガで入院・手術をしても一定期間は給付金を支払わない、または一定期間は給付金額を削減するなどの措置を設けています。これを支払削減期間といいます。

この支払削減期間は、削減年数や削減割合が保険会社によって異なったり、削減期間を設けていなかったりする場合もあります。そのため、緩和型の医療保険を選択する際には、この支払削減期間の有無についても注意しましょう。

3.健康告知の条件

同じ緩和型の医療保険でも、保険会社によってその告知の条件に違いがあります。例えば過去の入院歴について、「過去2年以内」を問うものもあれば、「1年超」であれば加入できるものもあります。

商品パンフレットなどには告知項目についての記載もありますので、事前によく確認するようにしましょう。自身の持病の入院歴や投薬歴が検討している保険会社の告知項目に該当するかどうか、しっかりとチェックすることが重要です。

4.加入できる年齢制限

保険には加入することができる年齢制限があり、保険会社によって異なっています。保険に加入したいと思っても、年齢制限によって加入できないというケースもあり得ます。

緩和型の医療保険は、通常の医療保険よりも保険金や給付金を支払うリスクが高いため、加入制限の年齢が短くしている保険会社もあります。年齢が上がるほど自身が支払っていく保険料の負担も大きくなるため、加入できる年齢制限にも注意し早めの対応を行いましょう。

5.付保できる特約

医療保険は、必要性を感じる特約を自在に付加して、保険の内容をカスタマイズできます。ただし、付加することができる特約の内容は保険会社によって異なります。そのため、自分が必要とする特約を付けられるかどうかは、緩和型の医療保険に限らず、医療保険を選択する上で重要なポイントです。

持病があっても通常の医療保険に入れる可能性も

持病がある方は、緩和型の医療保険しか選択肢がないわけではありません。持病の内容によっては、通常の医療保険を選択肢に入れることも可能です。

持病のある人が通常の医療保険を検討する場合は、以下のようなケースになります。

特別条件付きで通常の医療保険に加入する

持病の内容によっては、通常の医療保険に加入できます。ただし、その際に持病に関する治療は保障しない「特定部位不担保」や、通常よりも保険料が上乗せされる「特別保険料」など、特別な条件が付いてしまう可能性はあります。

その代わり、持病以外の病気やケガはしっかりと保障されるうえ、緩和型医療保険よりも保険料が安く抑えられることがメリットです。どちらが自分にとってメリットのある保険なのかは、十分に比較することが大切です。

持病完治後一定期間経過して通常の医療保険に加入する

持病によって通常の医療保険への加入ができなかった人でも、完治から一定期間を経過すれば加入できる可能性もあります。通常の医療保険の告知は「完治後5年以上経過していること」が条件です。そのため、持病が完治して5年以上経過し無症状であれば、告知条件をクリアし、通常の医療保険に加入することが可能です。

持病の症状が落ち着いていれば、一旦は緩和型の医療保険に加入し期間経過後に切り替えるという選択肢もできるため、治療の状況は把握しておきましょう。

持病があっても、まずは通常の医療保険を検討しましょう

「持病があるから無理」と最初から諦めるのではなく、まずは通常の医療保険に加入できないか確認しましょう。また、保険会社の担当者や保険ショップ等の代理店で相談することもおすすめです。自身の持病の内容や治療の状況から、通常の医療保険への加入が可能か無料で調べてもらえます。

医療保険の引受の基準は保険会社によって異なるため、相談する場合でも複数の保険会社を比較して判断することが大切です。十分に確認した上で、通常の医療保険への加入が難しい場合に、緩和型の医療保険を選択肢に入れるようにしましょう。

まとめ

持病があっても医療保険に加入できます。通常の医療保険と緩和型のどちらを選択するにしても、自分の価値観やライフスタイルに合わせた効率のよい保険を選択することが重要です。

持病があって健康に不安を抱えている人ほど、医療保険の加入によって、その不安を軽減させることが可能です。加入時には複数の保険会社の条件を比較し、十分に内容を確認した上で検討するようにしましょう。

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