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SDGsの目標達成のためにできること。生活内での具体的な取り組みをご紹介!

SDGsとは?

SDGsとは「エス・ディー・ジーズ」と読み、国際社会共通の目標のことをいいます。英語では「Sustainnable Development Goals」と表記され、日本語では、「持続可能な開発目標」と訳されます。SDGsは、2015年の国連サミットにおいて全会一致で採択した「我々の世界を変革する:持続可能な開発のための2030アジェンダ」に記載されており、2016年から2030年の15年間で現状を改善し、目標を達成すべきとされています。
 2015年に、150を超える加盟国首脳の参加のもとで採択されたこのアジェンダは、人間、地球及び繁栄のための行動計画の指針を示しており、その中で長期的な目標を掲げています。この目標がSDGsであり、17のゴールと169のターゲットで構成されています。 
 このアジェンダでは、地球上の「誰一人取り残さない」ことを誓っています。発展途上国はもちろんのこと、先進国自身も積極的に改善に取り組む必要がある、普遍的な目標として定義されています。

SDGsっていつからあるの?成り立ちを紹介

SDGsは2015年の国連サミットで採択されましたが、このSDGsの前身は、2001年に策定された「ミレニアム開発目標」です。ミレニアム開発目標とは、平和と安全、開発と貧困、環境、人権と良い統治(グッドガバナンス)、アフリカの特別なニーズなどを目標として掲げており、21世紀の国連の役割に関して、明確な方向性を提示したものです。MDGsが掲げたゴールは、以下の8つです。

MDGsが掲げた8つのゴール
  1. 極度の貧困と飢餓の撲滅
  2. 初等教育の完全普及の達成
  3. ジェンダー平等推進と女性の地位向上
  4. 乳幼児死亡率の削減
  5. 妊産婦の健康の改善
  6. HIV/エイズ、マラリア、その他の疾病の蔓延の防止
  7. 環境の持続可能性確保
  8. 開発のためのグローバルなパートナーシップの推進

このように、MDGsは、先進国が途上国の支援を中心とする内容でしたが、問題の解決策は当事者の途上国でなく、先進国が決めていたことから、途上国からの反発もありました。  これらのことをふまえ、SDGsはミレニアム目標を改善した要素を加えた「先進国と途上国が一丸となって取り組むべき目標」で構成されています。また、17のゴールと169のターゲット(具体的目標)が策定され、より幅広い分野をカバーする内容となっています。

【SDGsでできることとは?】17のゴールをカテゴリーごとに紹介

SDGsには17のゴールがあり、大まかに5つのカテゴリーに分けられています。ここでは、それぞれのカテゴリーの目標とターゲットについて解説します。

人【People】

「人」のカテゴリーでは、あらゆる形態・あらゆる次元の貧困と飢餓に終止符を打つとともに、すべての人間が尊厳を持ち、平等かつ健全な環境のもと、その潜在能力を発揮できるようにすることを目標としています。
 

目標内容
目標1貧困をなくそうあらゆる場所あらゆる形態の貧困を終わらせる
目標2飢餓をゼロに飢餓を終わらせ、食料安全保障及び栄養の改善を実現し、持続可能な農業を促進する
目標3全ての人に健康と福祉をあらゆる年齢のすべての人々の健康的な生活を確保し、福祉を促進する
目標4質の高い教育をみんなにすべての人に包摂的かつ公正な質の高い教育を確保し、生涯学習の機会を促進する
目標5ジェンダー平等を実現しようジェンダー平等を達成し、すべての女性及び女児のエンパワーメントを行う
目標6安全な水とトイレを世界中にすべての人々の水と衛生の利用可能性と持続可能な管理を確保する

豊かさ・繁栄【Prosperity】

「豊かさ・繁栄」のカテゴリーでは、すべての人間が豊かで充実した生活を送れるようにすることとともに、自然と調和した経済や社会、技術の進展を確保することを目標としています。 

目標内容
目標7エネルギーをみんなに そしてクリーンにすべての人々の、安価かつ信頼できる持続可能な近代的なエネルギーへのアクセスを確保する
目標8働きがいも 経済成長も包摂的かつ持続可能な経済成長及びすべての人々の完全かつ生産的な雇用と働きがいのある人間らしい雇用(ディーセント・ワーク)を促進する
目標9産業と技術革新の基盤をつくろう強靭(レジリエント)なインフラ構築、
包摂的かつ持続可能な産業化の促進及びイノベーションの推進を図る
目標10人や国の不平等をなくそう国内及び各国家間の不平等を是正する
目標11住み続けられるまちづくりを包摂的で安全かつ強靭(レジリエント)で持続可能な都市及び人間居住を実現する

地球環境【Planet】

「地球環境」のカテゴリーでは、持続可能な消費や生産、天然資源の持続可能な管理、気候変動などへの対応などを通じて地球環境を劣化から守り、それによって現在と将来の世代のニーズを満たせるようにすることを目標としています。

目標内容
目標12つくる責任 つかう責任持続可能な消費生産形態を確保する
目標13気候変動に具体的な対策を気候変動及びその影響を軽減するための緊急対策を講じる
目標14海の豊かさを守ろう持続可能な開発のために、海洋・海洋資源を保全し、持続可能な形で利用する
目標15陸の豊かさも守ろう陸域生態系の保護、回復、持続可能な利用の推進、持続可能な森林の経営、砂漠化などに対処する

平和【Peace】

「平和」のカテゴリーでは、恐怖や暴力がない、平和で公正かつ包摂的な社会を育てる。平和なしでは持続可能な開発は達成できず、持続可能な開発なくして平和は実現しないという考えのもと、「平和」を目標としています。

目標内容
目標16平和と公正をすべての人に持続可能な開発のための平和で包摂的な社会を促進し、すべての人々に司法へのアクセスを提供し、あらゆるレベルにおいて効果的で説明責 任のある包摂的な制度を構築する

協働【partnership】

「協働」のカテゴリーでは、グローバルな連帯の精神に基づき、最貧困層や最弱者層のニーズを特に重視しながら、持続可能な開発に向けた、グローバルなパートナーシップをさらに活性化することを目標としています。

目標内容
目標17パートナーシップで目標を達成しよう持続可能な開発のための実施手段を強化し、グローバル・パートナーシップを活性化する

SDGsの期限まであと9年!わたしたちにできることは?

SDGsの理念や目標について、全体像を理解できましたが、わたしたちにできることは何なのでしょうか。SDGsは途上国、先進国が一体となって取り組むべき目標です。そして、国だけではなく企業や個人も、SDGsの目標達成のために自分ができることを実践する必要があります。 
 それでは、SDGsのためにできることや、取り組みの具体例を国・企業・個人それぞれの視点から解説していきます。

国としてSDGsのためにできることや取り組み事例

日本政府は国内でSDGsのために、できることに積極的に取り組んでいます。それでは、いくつか具体例をみていきましょう。

国がSDGsのためにできることや取り組み事例➀実施体制の構築

日本政府は2016年に「SDGs推進本部」設置し、年2回のペースで会合を開催しています。2016年12月にはSDGs推進のための中長期戦略である「SDGs実施指針」を策定し、日本の取り組みのための社会の現状分析や優先課題などを提示しています。
また、SDGs実施に向けた官民パートナーシップを重視し、民間セクターやNGO・NPO、有識者や各種団体などの幅広いステークホルターが集まる「SDGs推進円卓会議」を開催し、活発に意見交換を行う場を提供しています。

国がSDGsのためにできることや取り組み事例②SDGs未来都市の選定

SDGsを原動力とした地方創生を推進するため、優れたSDGsの取り組みを推進する都市を「SDGs未来都市」として選定しています。 
 具体的には、SDGsを推進しようとする都市の中から、特に経済・社会・環境の三側面において「持続可能な開発を実現するポテンシャルが高い地域」をSDGs未来都市として選定しています。すでに、2020年までに全国93都市が選定されています。

企業としてSDGsのためにできることや取り組み事例

持続可能な開発目標であるSDGsの達成に向けて、さまざまな取り組みを行う企業が増えてきています。外務省のSDGsのHPでは、SDGsに積極的に取り組んでいる企業が、約300社も紹介されています。 
 ここでは、「企業がSDGsのためにできること」に取り組んでいる事例をいくつか紹介します。

企業がSDGsのためにできることや取り組み事例➀旭化成酸素歌舞会社

旭化成酸素株式会社は、SDGs達成に向けてさまざまな取り組みと行っています。例えば、「目標13:気候変動に具体的な対策を」を実現するための企業活動として、CO2排出量の削減を目標にした社内整備など、企業としてできることを行っています。 
 具体的には、太陽光発電による電気使用の省エネ化や、証明のLED化、時間外・不要時の消灯による節電、井戸水の局所散布や打ち水による外気温度の緩和措置などです。
また、社用車は低公害車に切り替え、工場内のフォークリフトにはバッテリー式を採用しています。社用車にはドライブレコーダーを搭載し、安全運転だけではなく、アイドリングストップやエコ運転の啓発も行っています。

企業がSDGsのためにできることや取り組み事例②ヤマハ株式会社

ヤマハ株式会社は、「目標4:質の高い教育をみんなに」を達成するための取り組みとして、器楽教育を通じて、楽器を演奏する喜びを伝え、豊かな成長を促す支援である「スクールプロジェクト」を、インドをはじめとする5か国で実施しています。 
また、インド初の生産工場で、インドの民族楽器の音色を再現したエレクトーンのローカルモデルを販売するなど、インドの文化に寄り添った商品を多くの人に提供し、豊かな生活のための貢献を行っています。

企業がSDGsのためにできることや取り組み事例③株式会社クボタ

株式クボタは食料や水、生活環境など、SDGsのためにできることを、幅広い分野で実践しています。水の分野では、「世界で3人に1人しか安全な飲み水を入手していない」という現状のなか、「目標3:すべての人に健康と福祉を」「目標6:安全な水とトイレを世界中に」を達成するための持続的な取り組みとして、世界中の人々に安全な水を取り組むためのインフラ構築に貢献しています。 
 具体的には、バングラデシュ初の大規模水道事業に参画して水道普及率の向上や生活環境の改善に大きく貢献しました。また、ロサンゼルスにアメリカ初の耐震形水道管を布設し、災害に強いアメリカの水のインフラ構築を行ったり、中国で急速に高まる浄化槽の需要増にこたえることで、農村部の生活環境改善にも貢献しています。

個人としてSDGsのためにできること

国や企業が積極的に「SDGsのためにできること」を見つけて取り組んでいることがわかりましたが、個人として、SDGs達成のためにできることは何があるのでしょうか。ここでは、個人がSDGsのために、比較的身近で、簡単にできることを紹介します。

個人がSDGsのために家の中で簡単にできること

個人がSDGs達成のために、家の中で自分が簡単にできることとして、以下のような取り組みが考えられます。

SDGsのために家の中でできること
  • シャワーですませて節水する
  • 生鮮食品や残り物は早めに冷凍して無駄を出さない
  • エアコンの設定温度を夏は高めに、冬は低めにする
  • 家庭菜園をする(自分で作る野菜は包装や容器がいらず、輸送費もかからない)
  • 家事を分担する(ジェンダー平等につながる)
  • 電気をこまめに消す(使用する石炭や石油、ガスが減り、CO2排出量の減少につながる)
  • 問題意識を持ち、日頃からできることを考える

日頃の生活で問題意識を持つことが、SDGs達成のためには大切です。ここに紹介したこと以外でも、家の中で簡単にできることがありますので、ぜひ見つけてみてください。

個人がSDGsのために家の外や職場などで、自分でできること

家の中だけでなく、家の外でもSDGs達成のために、自分ができることがたくさんあります。ここでは、SDGsのために外や職場、通勤時などで簡単にできることを紹介しますので、ぜひ取り組んでみてください。

SDGsのために家の外や職場でできること
  • 徒歩や自転車で通勤する(健康にも良く、CO2削減にもつながる)
  • ペーパレス化に取り組む(印刷物を減らすことで、森林伐採を減らして自然環境を守る)
  • ゴミは持ち帰る(ゴミは自然環境に悪影響を及ぼし、山火事につながることもある)
  • 地元で買い物をし、地産地消を意識する(地域のものを消費することは、地元の雇用を守ったり、海洋資源や陸の資源保護につながる。長距離トラックによる調達も減らせる)
  • 訳アリ品を買う(廃棄を減らすことができる)
  • 詰め替えボトルやカップを使う
  • マイバッグ持参で買い物をする
  • 使わないものは寄付をする(別の場所で有効活用ができる)

SDGs達成のために「それぞれができること」に取り組もう!

SDGsとは「世界が持続的に発展していくための国際社会共通の目標」であり、世界中の国や企業、人々が目標達成のために一丸となって、積極的な取り組みを行っています。日本でも、SDGs達成に向けて国がリーダーシップをとっており、企業や個人も問題意識をもって「SDGsのためにできること」を考え、積極的に取り組んでいます。SDGs達成のためには、個人ができることもたくさんあります。
日々問題意識を持ちながら「SDGsのためにできること」を自ら考えて選択し、実践していくことが大切です。
SDGsは世界中の人々が、地球と共存しながら持続的に暮らしていくために必要な目標です。ぜひ、「SDGsのためにできること」を生活で見つけ、身近なことから取り組んでみてください。

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コンさるくん

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(第36類)
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